10日のブログにも書きましたが、沖縄県西表島の南西にある無人島「仲の神島(うがんじま)」に海鳥観察ツアーの予定でしたが強力で大型の台風8号のため中止になりました。
そこで海鳥観察ツアー中止記念「今まで見た海鳥たち」を企画しました。バードウォッチャーでも普段は見ることが少ない海上の地味〜〜な海鳥たちを紹介します。
鳥の中でも好きなのがアジサシ類です。スタイリッシュでスピードがあるアジサシ類にとても魅力を感じます。この種類を追いかけて日本全国行脚しました。
アジサシ 基本的なアジサシですが国内は通過するだけなので立ち寄り先で見るしかありません。海岸でコアジサシの中にいることが多いです。千葉市で撮影。
亜種アカアシアジサシ 一説には只アジサシの足が赤い個体だという人もいます。本来の亜種アカアシアジサシはモンゴルなどで見られるとか。本当のことはわかりません。国内では亜種アカアシアジサシと呼ばれてるようです。銚子市で撮影。
コアジサシ 一番多く見るアジサシ類です。海岸の砂や砂利で少し窪んだだけの巣で卵を温めます。九十九里で撮影。
ベニアジサシ アジサシにも赤い足の個体や亜種アカアシアジサシが居ますのでよく観察しないといけません。胸がほんのり赤みを帯びていればベニアジサシでしょう。銚子市で撮影。
オオアジサシ 長髪のお兄さんみたいな頭ですね。愛知県の渥美半島で撮影。
キョクアジサシ 北極圏から南極圏まで移動するという最も移動距離の長い鳥の一つ。神奈川県の海岸で撮影することが出来ました。
エリグロアジサシ 侍のようなヘアスタイルが特徴ですね。チョンマゲが欲しいところです。宮古島沖の岩礁で撮影。
セグロアジサシ マミジロアジサシとよく似ています。額の白色が眉斑まで伸びてないのがセグロアジサシ、伸びているのがマミジロアジサシ。超微妙!(・Θ・;) 硫黄島付近の海域で撮影。
マミジロアジサシ 額の白色が眉斑まで伸びているのがわかりますか? 白色が目のところでとまっているのがセグロアジサシ。宮古島沖の岩礁で撮影。
クロアジサシ 硫黄島航路で撮影しました。たくさん飛んでいるクロアジサシの中に偶然ヒメクロアジサシが写っていたのはラッキーでした。左下がクロアジサシ、右上がヒメクロアジサシ。
クロアジサシ 体色がちょっと茶色っぽいです。
ヒメクロアジサシ これが宮古島沖の岩礁で撮ったヒメクロアジサシ。くちばしの長さや体色の白と黒のコントラストが強いです。
シロアジサシ 国内では滅多に見られないとか。北硫黄島付近の海域で撮影しました。
オニアジサシ 何度か情報をもらって各地に遠征したけれど空振りし続けて、まだ震災の影響が残る宮城県の海岸でやっと見つけました。赤い大きなくちばしが印象的でした。周りにいるのはユリカモメ。
ハシブトアジサシ くちばしが太いのが特徴。三重県の河口まで探しに行きましたが強風で三脚が倒れレンズを壊してしまい、たまたま居合わせた地元カメラマンのカメラとレンズを借りて撮影できました。人のあたたかさを思い出す一枚です。
クロハラアジサシ 沼アジサシと呼ばれるタイプのアジサシ類です。海上や海岸だけでなく湖沼でも観察できるからですね。銚子付近の海岸で撮影。
ハジロクロハラアジサシ これも沼アジサシと呼ばれるグループの鳥です。
紹介したアジサシ類は16種。皆さんはこのうち何種類を見たことがありますか?
半分の8種類以上見ていればかなりのベテランだと思います。
野鳥の楽園と呼ばれる西表島沖の仲の神島(うがんじま)でアジサシ類も見たかった〜〜〜。(/TДT)/