今日は4コマ漫画の在庫から「とり日記99 ブッポウソウ編」を載せます。この漫画も99作目、次はいよいよ100作目になります。
ブッポウソウを初めて見たのは2009年、長野県と新潟県の県境辺りで撮影しましたが遠くの電線に停まってる姿でした。トリミングでう〜〜んと拡大してもこの通り。
2012年に上と同じ場所で撮ったのがこの写真。やっぱり電線の上でした。
本当の声の主のコノハズクを撮ったのは雨降る中2011年に鳥取県で。
この日は早朝なので鳴いていませんでしたけどね。
Wikipediaには下記のように載っている。
森の中で夜間「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえ、仏・法・僧の三宝を象徴するとされた鳥の鳴き声がこの鳥の声であると信じられてきたため、この名が付けられた。しかし、実際のブッポウソウをよく観察しても「ゲッゲッゲッ」といった汚く濁った音の鳴き声しか発せず件の鳴き声を直接発することが確認できないため、声のブッポウソウの正体は長く謎とされた。
結局のところ、この鳴き声の主はフクロウ目のコノハズクであり、このことが明らかになったのはラジオ放送が契機となった。
1935年(昭和10年)6月7日、日本放送協会名古屋中央放送局(現在のNHK名古屋放送局)は愛知県南設楽郡鳳来寺村(現在の新城市)の鳳来寺山で「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴く鳥の鳴き声の実況中継を全国放送で行った。その放送を聞き、鳴き声の主を探した者が、同年6月12日に山梨県神座山で、「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴く鳥を撃ち落としたところ、声の主がコノハズクであることが分かった。時を同じくし、放送を聴いていた人の中から「うちの飼っている鳥と同じ鳴き声をする」という人がでてきた。6月10日にその飼っている鳥を鳥類学者黒田長禮が借り受け見せてもらうとその鳥はコノハズクであり、山梨県神座山で撃ち落とされたのと同日である6月12日の早朝に、この鳥が「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴くところを確認した。そのコノハズクは東京・浅草の傘店で飼われていたもので、生放送中、ラジオから聴こえてきた鳴き声に誘われて同じように鳴き出したという。この二つの事柄がその後に行われた日本鳥学会で発表され、長年の謎だった鳴き声「ブッ・ポウ・ソウ」の主はコノハズクだということが初めて判明した。(Wikipediaから転載)
昭和の時代、鳥の確認に撃ち落としてしまうんですね。カメラが発達していない時代、標本が無ければ確実性がなかったとはいえ…残酷です。