ボクのライフリストでは2009年にオオホシハジロ♀を観察したことになっていました。その時は野鳥の会の重鎮の方と一緒で「これはオオホシハジロ♀に間違いない」と太鼓判を押され、野鳥の会のHPにもオオホシハジロ♀と紹介されていたので信じていました。
しかしくちばしの中に光のせいかグレーに見える部分があるので違うかも知れない…という意見もあって、識別眼のないボクは迷っていたのも事実です。下の写真がその時の写真。（2009年4月撮影）
そして今年、関東の調節池にやはり♀のオオホシハジロが来ているらしい…と他の方のブログで知り、プチ遠征をすることにしました。（2月5日撮影）
調節池に着いてみたら、カモたちは対岸の遠いところで寝ています。望遠鏡でもよく見えないので土手を登り降りして回り込み、やっと70～80mの位置まで来ましたが、ボクのレンズ400mmではこんな写真しか撮れません。
その中の全体に色が薄い個体を見つけて、カメラのファインダーをモニターで拡大して確認できるライブビューモードにして追いかけましたが、延々30分も頭を上げません。それでもしつこく狙いますが、この撮影モードはバッテリーの消費がすごく激しいんです。(・・；)
一瞬頭を上げましたら、オオホシハジロの特徴のくちばしが真っ黒です。ビンゴ！ですっ！ 
向きを変えました。馬面でくちばしの角度がなだらかです。
ちなみにこちらがホシハジロ♀。頭からくちばしの角度が急で、くちばしの中にグレイの部分があります。
左の矢印がオオホシハジロ♀、右の矢印がホシハジロ♀です。比べてみるとオオホシハジロの方が全体的に色が薄く見えますね。
これを見て、2009年に見たのはオオホシハジロではなく、ホシハジロ♀か交雑種だったのではないかと思いました。この日やっと本物のオオホシハジロ♀を見られたことになります。
久しぶりのプチ遠征なので明日も続きます。
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珍鳥は慎重に観察する
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