台風が近づいていた週末、東海地方に数少ない旅鳥コウライウグイスが出てると知った。最近空振り続きの鳥見なので躊躇したけれど「昨日まで確認」とか「台風は大丈夫らしい」とか連絡が入るので重い腰を上げた。(10月26日撮影)
千葉は朝からすごい雨、高速を走ってても台風に向かうので土砂降り! なんて物好きなんだ…ってか命知らず。昼頃、現地に着いた頃に一応雨は上がりましたが依然風は強い。コウライウグイスは樹冠部で生活する樹上性が強い鳥だと図鑑に書いてありました。つまり高い木の枝にとまる事が多いらしい。
居合わせたカメラマンの言う事にはキジバトがとまったあの辺りで見たらしい。曇ってて空抜け…難しいシチュエーション。しかも手前の葉が生い茂って樹冠部が見えるのは僅かな空間だけ。
地元カメラマンに聞いたら一日に1~2回しか姿を現さないという「三日通ってやっと昨日撮れた」とかなり撮影が難しい鳥だそうだ。現れたシジュウカラなど撮っていたら、東海地方に住む鳥友Tくみみさんも登場。
曇り空から陽が射して来た4時間経った頃「来た!」と一部のカメラマンがシャッターをきり始めた。しかしボクの位置から見えないところらしい。焦って双眼鏡を覗くも見つからない…そして20秒くらいで飛び去って行くところだけ見えた。とまったのはあの枝らしい…ボクらからは全く見えない位置でした。Tくみみさんもボクも茫然自失…。( ̄□ ̄;)
昨年も関西でコウライウグイスを半日待ち続けた事がありましたが、そのとき居合わせたボクとTくみみさんん、ださぼうさんの三人が偶然にもこの日また揃いましたが、コウライウグイスを撮影出来たのはださぼうさんだけ。また黄色い鳥が飛んできたけれどカワラヒワでした。
朝と夕方だけ樹冠部に一瞬現れるだけらしいので、この日はもう望み薄。また飛んできたのはやはりカワラヒワ数羽。
コウライウグイスがとまった枝にもカワラヒワが来ました。もう暗くなり始めました。
結局5時間程粘りましたが訪れたワンチャンスを生かすことが出来ず、珍鳥コウライウグイスは撮影出来ませんでした。「泊まって翌朝また狙います?」って聞かれたけれど、全く撮れる気がしない鳥だったので諦めて帰る事にしました。
今日は全てノートリで写真を掲載しました。ボクの小銃みたいなレンズではこんな写り方です。オオヨシゴイ、ヨタカに続いてコウライウグイスで3連敗です。くぅ~ツイてない!(。>0<。)
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乞う來! コウライウグイス
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