昨年暮れに珍鳥現るの情報が入ったので早速行ってみました。(今回は撮影場所、日時を記載しないことにします)
夜中に車で出かけて夜明け前に現地到着。暗いうちから待機してる車が一台、有名なプロのバードウォッチャーでした。しばらくしてから小声で挨拶して朝日が昇るのを待ちます。
田んぼにチドリが3種類、コチドリとやや珍鳥ハジロコチドリ、そして超珍鳥のミズカキチドリが一羽来るらしい。3種ともよく似てるので予習しときましょう。
まずはコチドリ。アイリングがはっきりしてるのですぐ分かるはず。足指に蹼(みずかき)はありません。くちばしは黒。特徴が細かいのでオキテ破りの大トリミングです。
次にハジロコチドリ。コチドリによく似てるがアイリングが目立たず、中趾と外趾の間に目立つ蹼(みずかき)がある。青い矢印の部分です。内趾と中趾の間、赤い矢印の部分には蹼(みずかき)はありません。くちばしの根元はオレンジ。
そしてミズカキチドリ、ハジロコチドリに酷似してるが、胸の白い部分が口角(上下くちばしの境目)まで伸びてる。過眼線は口角につかない傾向。ハジロコチドリよりはアイリングが少し目立つ。
しかし一番の特徴は内趾と中趾の間に小さな蹼(みずかき)がある事です。
これらを踏まえて、大量に撮った写真を見ていきます。肝心なのは内趾と中趾の間にある小さな蹼(みずかき)を確認することです。
朝日が昇ったら田んぼにチドリ類が7〜9羽飛んできました。とりあえず片っ端から撮影します。
かなり遠かったので拡大しました。ピント甘いですが、この個体の過眼線が口角まで届いていません。胸の白い部分も口角まで伸びています。かなり怪しいと感じました。
上の個体の左向きポーズ。この個体右向きと左向きでちょっと印象が違います。過眼線が口元に行くに従って細くなり口角の上部分に伸びています。足指が確認できないのが残念。
この個体、胸の白い部分が口角まで伸びています。アイリングは目立ちませんが、左足の内趾と中趾の間に小さな蹼(みずかき)があるように見えます。
朝日に照らされてる遠くの鳥を無理やり拡大してあります、不鮮明ですが赤い矢印のところ蹼(みずかき)みたいに見えません?
早朝7時頃の撮影です。これからもっと明るくなればキレイな証拠写真が撮れると思っていました。
沢山たくさん1500枚以上撮りましたが、大抵は水の中や泥の中に足指が入っていて確認できません。チドリは内股で歩くので前から見ると中趾が邪魔で間が見えないことが多くて確認が大変でした。他種のチドリも居るし…。
この個体、赤い矢印の部分に泥に埋まった足指の内趾と中趾の間に小さな蹼(みずかき)があるように見えます。
違う個体。 ボクには蹼(みずかき)に見えちゃうんですが、違うかなぁ
ピントが合ってないのに無理やり拡大してみました。蹼(みずかき)じゃないかなぁ?
パソコンで目を皿のようにして一枚一枚見ていきました。
あと何日か、この検証続きます。