昨年暮れに珍鳥現るの情報が入ったので早速行ってみました。（今回は撮影場所、日時を記載しないことにします）
昨日に続いて超珍鳥ミズカキチドリの検証をします。
おさらいですが、3種のチドリ類、まずはコチドリ。アイリングが目立ちます。足指に蹼（みずかき）はありません。くちばしは黒。
次にハジロコチドリ。コチドリによく似てるがアイリングが目立たず、中趾と外趾の間に目立つ蹼（みずかき）がある。青い矢印の部分です。内趾と中趾の間、赤い矢印の部分には蹼（みずかき）はありません。この個体は泥で汚れてますがくちばしの根元はオレンジ。
そしてミズカキチドリ、ハジロコチドリに酷似してるが、胸の白い部分が口角（上下くちばしの境目）まで伸びてる。過眼線は口角につかない傾向。ハジロコチドリよりはアイリングが少し目立つ。
しかし一番の特徴は内趾と中趾の間に小さな蹼（みずかき）がある事です。
これらを踏まえて膨大な数の写真を一枚一枚拡大しながら精査しました。
この個体、少しアイリングが見えて、右足の内趾と中趾の間に小さな蹼（みずかき）があるように見える。くちばしが泥で汚れてよく見えません。
この個体も右足の内趾と中趾の間に小さな蹼（みずかき）があるように見える。でも全体的にはハジロコチドリの雰囲気かなぁ？ 過眼線が口角まで付いているし。
これはかなり微妙な感じ。右足が少し浮いてるので蹼（みずかき）が縮まったようにも思えるのだが。せっかくピントが合ってるのに…。
どうでしょう？ 青い矢印の部分は中趾と外趾の間に目立つ蹼（みずかき）がはっきり見えます。赤い矢印の部分はどうでしょう？ 小さい蹼（みずかき）見えません？ いくら何でも蹼（みずかき）小さすぎるかな？
早朝に撮った個体、アイリングが少し目立つ、過眼線が口角の上にかすかに届くくらい細い、胸の白い模様が口角の上にまで伸びてる、くちばしが小さいなどミズカキチドリの要素が多いのだけど肝心の足指が確認出来ないのが残念。
パソコンで拡大しながら多くの写真を見ていたら目がしょぼしょぼしてきました。ハズキルーペのCMじゃないけど「小さすぎて見えないっ！」って大声で叫びそうでした。
ミズカキチドリの検証、明日に続きます。