昨年暮れに珍鳥現るの情報が入ったので早速行ってみました。(今回は撮影場所、日時を記載しないことにします)
遠征して1500枚以上写真を撮ったので長々と続けてきましたミズカキチドリの検証は今日でおしまいです。
今日は足指の蹼にこだわらず他の要素で検証します。と言ってもミズカキチドリが詳しく載ってる図鑑も少ないし、記述も多くないので困ります。氏原さんの「シギ・チドリ類ハンドブック」には観察の可能性のある鳥として載ってるだけ。図鑑作成時には観察例が少なすぎたんですね。
ある図鑑にはハジロコチドリとの違いについて「過眼線は口角に達せず、口角の上は白い」と書いてある。この個体はそう見えますよね。それを信じるならミズカキチドリという事になりますが。
※口角(上くちばしと下くちばしの境目)
こちらは微妙ですが口角の上に白点が見える気がします…。脚を前に出すときは指が閉じてしまうので蹼(みずかき)が確認できません。
上の個体の足元、ピンボケですが内趾と中趾の間に微かな蹼(みずかき)が見えるような…。
同じ個体の仁王立ちポーズ。右足に蹼(みずかき)が見るような気がしません?
くちばしの口角の上が白く見えます。
この写真も口角の上に注目。かすかに白い点があるように見えます。
この写真くちばしが泥で汚れて肝心な部分が見えません(涙)しかし過眼線が目先で細くなってる個体はこの子しかいないように思いました。アイリングも見えますね。
ネットでミズカキチドリの画像を検索してみると殆ど全ての画像が過眼線が口角についていませんでした。それによって脚の内趾と中趾の間の蹼(みずかき)が確認できなくても、過眼線と口角の位置を見ればミズカキチドリと同定できる一つの要素だと思いました。ま、あとアイリングと蹼の三要素が揃えば言うことないんですが。
実際にミズカキチドリを海外で撮影した方に今日の1番目と5番目の写真を見てもらい、識別のアドバイスをもらいました。断定はしませんでしたが「これ良さそうに感じます」と返事をもらいました。
というわけでボクの独りよがりのライフリスト493種目に登録しちゃいます。
亜種64種、外来種12種を合わせて569種になりました。
すっかりミズカキチドリだと信じ込んでますので「これは違う」という有難いコメントは遠慮させてもらうかも〜(笑