これまた古い記事です。このブログは諸事情で1〜2ヶ月遅れの内容です。
憧れ続けたヘラシギを見たくて千葉から軽自動車で14時間かけて佐賀の干潟に緊急遠征しました。(5月19日撮影)
干潟はだんだん潮が引いてきて鳥がどんどん遠くなります。駐車場にスコープを取りに行って戻ってきたら鳥はさらに遠くなっていました。100人は居たカメラマン、バードウォッチャー、一般観光客が殆ど干潟から離れてしまってます。
干潟の柵に残っていたのはボクと同じ関東からやって来ていた若者バードウォッチャー三人組だけ。そこに混じって観察を続けました。
すると「遠くだけどヘラシギ発見」と言います。スコープを見せてもらったら確かに見えました。しかし写真を撮るとこんな感じ。赤い矢印のところに写ってます(笑
トリミングで最大限までめっちゃ拡大してもこんな感じ。ヘラシギは左下の方に居ますがくちばしの形状までわかる写真じゃありません。右上にぼんやり写ってるのはトウネン。400mmに1.4倍のテレコンつけて560mmでこの解像度。
デジスコでも持って来れば良かったかな…なんて思っても後の祭り。横から見るとトウネンよりくちばしが少し長く見え、トウネンは下にカープしてるけど、ヘラシギはわずかに上に反って見えました。
さらにどんどん遠ざかって行きます。この角度ならヘラシギのスプーン状のくちばしが確認できます。わっかるかなぁ?
証拠写真がボクの目的だけど、しょぼい!しょぼ過ぎる! 距離が数十メートル先の15cmの小鳥です。スプーン状のくちばし見えました?
ムツゴロウ獲りの人が干潟に出てきて、鳥も飛んでしまったので観察を諦めました。ボクが干潟に到着してから約3時間です。
スコープでは確認できたものの証拠写真は酷いものです。翌日は雨の予報だったので観察は諦めました。長靴を持って来なかったので靴はびしょびしょだし…。
ま、何とか自分のスコープでも観察だけは出来たので良しとしましょう。ボクは野鳥写真家でもないし図鑑を作るわけでも無いので…といくら言い訳言っても悔しい限り。
後で分かった事ですが、知人の鳥ブロガーも同じ日に来ていて観察した位置が少しズレていれば写真もちゃんと撮れたそうです。こればかりは運ですね。
帰りは時々休みながら運転し渋滞もあったし18時間かかりました。
これで佐賀県に緊急遠征のエピソード、最終回です。
なんだか見た気がしねぇ…
取り敢えず観察できたヘラシギはひとりよがりの国内限定ライフリストNo-497種目に登録です。亜種・外来種を含めたら574種になりました。
このライフリストの中で唯一自分で写真を撮れなかったのは1種(シマクイナ)だけ、あとは全て証拠写真を撮ったけれど、ヘラシギはひどい証拠写真No-3に入る写真になりました。
第1位、画面の端っこにかろうじて写ってたシロハラトウゾクカモメ
第2位、奄美大島で撮った暗くてブレブレの画像のオオトラツグミ
第3位、今回の遠〜い遠〜い遠〜いヘラシギ
ああ、当分リベンジする気にもなれない3種です。