相変わらず新型コロナウイルスの影響で鳥見を控えています。
探鳥会も殆ど中止になって鳥ネタが尽きたので以前もUPした古〜〜い写真を引っ張り出して「ライフリストの思い出」シリーズを語ります。
今まで見た鳥を撮影した順番に紹介していますので季節感がズレます。ライフリストの最初の方は普通種が続くので今回は少しはしょって5種紹介します。
ライフリストNo-106の鳥は「キジ」
言わずと知れた日本固有種で日本の国鳥です。なのに狩猟鳥でもあります。猟友会によって放鳥されているそうです。国鳥を撃つなんて…。
2008年2月、千葉県南房総市で。♂の羽根色は鮮やかです。
2012年1月、長野県野辺山で。厳寒の山で♀ばかり5羽の群れでした。親子?
2015年7月、青森県仏沼で。ヒナを連れている♀。ヒナは5羽居ました。
2015年4月、千葉県で。縄張り争いに勝った♂、くちばしに戦った相手の羽毛が。
2012年5月、長崎県対馬で。白い首輪がある外来種の亜種コウライキジですね。南西諸島、対馬、北海道に多く見られます。
ライフリストNo-107の鳥は「シメ」
いかつい顔つきの♂、柔らかい顔の♀、キチッと鋭い声で鳴きます。
2009年4月、青森県で。お花畑の中でも厳つい顔の♂。春なのでくちばしが鉛色になってます。
2009年1月、東京都明治神宮で。こちらは柔らかい顔の♀。
2013年1月、千葉県の公園で。厳ついけどキレイな羽色の♂。
ライフリストNo-108の鳥は「アオサギ」
以前はあまり多くなくて野鳥写真家の方が北海道まで遠征して撮ったとか。近年は増えて何処でも見られる気がします。環境に適応する能力が高いんですね。
2014年5月、千葉県谷津干潟で。魚を飲み込んで喉が膨らんでいます。
2015年7月、沖縄県石垣島で。若い個体ですね。
2016年3月、東京都水元公園で。婚姻色になってキレイです。
ライフリストNo-109の鳥は「シロカモメ」
北海道ではよく見られますが関東ではなかなか見られない冬鳥です。
2010年2月、北海道で。背中がグレーで尾羽に見える初列風切が白です。
2010年2月、北海道で。この個体は背中の色が少し濃いですね。
2009年2月、千葉県銚子港で。シロカモメの若鳥です。
ライフリストNo-110の鳥は「セグロカモメ」
大型カモメの代表格で数も多いですが、近年いろいろと種が分類されてますますややこしくなっています。
2010年1月、千葉県銚子港で。背中がグレーで初列風切が黒です。足がピンクなのも重要です。黄色だったりすると他の種の可能性もあります。
2014年2月、千葉県銚子港で。背中の色と初列風切の色に注目。
ボクはカモメは銚子港で見ることが多いです。東アジアで有数のカモメ探鳥地なので色んな種類のカモメに出会えます。大型カモメの簡単な見分け方は下記の通り。
背中の色 初列風切の色 種類
黒 黒 オオセグロカモメ
灰色 黒 セグロカモメ
灰色 灰色 ワシカモメ
灰色 白 シロカモメ
ライフリストのNo-106〜No-110まで5種類の野鳥を紹介しました。
次に鳥見が大っぴらに出来るようになるまで、このシリーズを続けたいと思います。