今年3月以降、鳥見を控えて相変わらずステイホームの毎日です。
しばらくライフリストの鳥の紹介を続けます。
ライフリストNo-417の鳥はワタリガラス
体長61cm。北海道東部で数が少ない冬鳥。日本で見られるカラスの仲間で最大。
2012年2月、北海道の野付半島にワタリガラスを探しに行きました。流氷で埋め尽くされた海が見えます。対岸に見える北方領土の国後島まで歩いて行けそうな気がします。
背後にオオワシが見えますが、ボクはそんなものには目もくれずひたすらカラスばかりにピントを合わせていました。
拡大してみると手前のカラスがワタリガラスのようにも思えますが確証が持てませんでした。
出会った地元バーダーの情報をもとに野付半島と羅臼港を3日間行ったり来たり。少し前にこのゴマフアザラシの肉を啄んでいると聞いていました。
風が強くなり雪が吹雪になり始めた頃、ボクの前を飛ぶ大きなカラスを発見!
のちに地元バーダーでワタリガラスに詳しい人に画像を鑑定してもらって、やっと同定できました。大きなくちばしとなだらかな頭の形状、その下にあるボサボサの毛、この角度では見えませんが菱形の尾羽などワタリガラスの特徴を持っていました。
道東で何日もワタリガラスを探していて出会った地元バーダーに聞きまくっていたら、2度目に出会った人に「少し前に本州からわざわざカラスを撮りに来たという物好きに会ったよ」と言われました。その物好きがボクだと分からなかったのでしょう。
ライフリストも400種を超えるとかなり珍しい鳥も出てきます。
しばらくこのシリーズ続けますので乞うご期待…?